失われた日本魂―超古代史が今、静かに動き出す

発展の巻

ここでは、阿波古代史にまつわる説について論じていきます。
なるべく、荒唐無稽なものではなく、私が納得したもの、気づいてこれはと思ったものを取り扱いたいと思います。

 

 

目次です。(^.^)

 

  1. 阿波古代史について理解を深めるために
  2. 阿波における天皇家の御陵極秘調査
  3. 何故に空海は四国で今でも絶大な人気を持っているのか?
  4. 遍路道
  5. 王宮跡地への気づき
  6. 元伊勢の出発地である笠縫とは何か
  7. 藤原京は二つあった!
  8. 忌部大神宮
  9. 阿波郷土史の叫び
  10. 阿波の著名神社は京都にそのまま移された
  11. 気延山と矢野神山と天照大神
  12. 亀太夫神事と出雲大社
  13. 吉野と出雲は同じ国にある!
  14. 金剛峰寺と胎蔵峰寺
  15. 熊野神社は阿波と紀伊とどちらが本家本元か?
  16. 古代の天皇は阿波に在位していた
  17. 藤原宮の所在地が阿波である証明
  18. 古神社の定義
  19. お遍路さんの真相
  20. 事代主命の総本山は阿波にあった
  21. 出雲大社もカムフラージュ?
  22. 神社の縁起について
  23. 神武天皇の祭る古代の神社は阿波にしかなかった
  24. 大山祇神社と八坂神社の元宮について
  25. 宅宮神社の秘密
  26. 徳島の方言とは?
  27. 二つの吉野川
  28. 法隆寺は得体のしれないお寺だった!?
  29. 倭し美し(やまとしうるわし)
  30. 伊勢神宮と阿波の関係
  31. 阿波からの移し名
  32.      a.二つの吉野川(画像)
         b.阿波→京都への移し名

  33. 大山寺
  34. 祝詞

 

発展の巻記事一覧

阿波古代史について理解を深めるために

阿波古代史について、理解を深め、推測する(説を立てる)のは楽しいものです。しかしながら、前提条件を満たさずに説を立てようとすると見当はずれなことになるということを説明したいと思います。では、私が考える前提条件について書いてみます。古代人について考える古代人とぴったり同じようには考えられませんが、でき...

≫続きを読む

阿波における天皇家の御陵極秘調査

「基の巻 江戸幕府のお墨付き」でも書きましたように、元禄10年(1697年)11月19日、突然老中土屋相模守は徳島藩江戸留守居役を呼び出した上、覚書を手渡し「、阿波、淡路両国に在る古代天子葬之場を調査せよ」と極秘調査を命じています。これ以後徳島藩では普請奉行が中心となり、幕末まで阿淡二州の古代天子葬...

≫続きを読む

なぜに空海は四国で今でも絶大な人気を持っているのか?

これは以前からの疑問でした。確かに空海はお遍路さんを創設した、庶民の中を回ってお寺を建立し、教えを説いて回ったなど、人気の理由になっているようですが、四国での絶大な人気の秘密が、どうもまだあるような気がしていました。庶民の中で灌漑や土木を行い、治水や農業の進歩、発展に寄与した行基など、庶民に貢献した...

≫続きを読む

遍路道

これは遍路道です。これも太政官道のケースと重なります。吉野川流域には箸蔵寺など弘法大師ゆかりの重要なお寺がいくつもあるのに、第十番の切端寺から急激に南下してこの吉野川流域はしっかりはずされています。第十番までが規則正しく西に向かっているだけにとても不自然なルート設定になっています。やはり弘法大師も意...

≫続きを読む

王宮跡地への気づき

どうか、気づいてください。日本と言う国は2000年以上の間、王朝が交代していないのです。そして、昨日の次の日は今日で、その次は明日と、ずっと日々の暮らしはつながっているのです。今でも天皇陛下が体調が悪い、入院されるとなると、国民みなが心配する、それほど、天皇のことを思う国民性なのです。では、昨日まで...

≫続きを読む

元伊勢の出発地である笠縫とは何か

倭姫が天照大神の鎮座する場所を訪ねて笠縫邑より出発するくだりが古事記にあります。さて「この笠縫とはなんだろう?」と言う素朴な疑問がありましたが、阿波古代史における名著である「道は阿波より始まる」を読んで解決しました。古代は笠は蓑笠。水にもっとも強い布(太布(たふ)といいます)に柿渋を2度3度と塗って...

≫続きを読む

藤原京は二つあった!

藤原京への遷都は694年。万葉集からも藤原宮(当時はそう呼ばれた)が阿波にあったのがわかるのですが、大倭(奈良)になかったのは簡単に資料でわかるのです。694年、藤原に宮処を定めて鎮祭を行った時の記述が日本書紀に残っています。「五月庚寅遣使者奉弊干四所伊勢。大倭。住吉。紀伊大神。告以新宮。」「五月庚...

≫続きを読む

忌部大神宮

忌部大神宮とは神武東征以後、阿波の国に創建された神社でした。その境内は「三里四方の霊地」と呼ばれていたことから、現在の大きさではなんと16km超四方のものとなったと言います。(基の巻 源頼朝のお墨付き 参照)その敷地内は宮内山と呼ばれたそうで、現在も残っている地名です。 ご祭神は天照大神から葺草葺不...

≫続きを読む

阿波郷土史の叫び

徳島県立図書館の郷土史コーナーには独特の雰囲気があります。私には「もっと真実を知ってほしい。」と叫んでいるような気がするのです。実は徳島には民間の郷土史が20誌以上発刊されていると言います。たぶん、ほかの地方では民間発刊の郷土史はもっとはるかに少ないであろうと思われます。官史にきちんと本当のことが書...

≫続きを読む

阿波の著名神社は京都にそのまま移された

この掲載されている資料は徳島の郷土歴史研究家である大杉博氏の著書より転載しております。20年以上も阿波古代史に打ち込んで足でデータを集めて発表されている本当に頭が下がる研究家ですが、人物的にもかなりユニークな感じで、また書籍の中に推論をどんどんいれていくので、みんながついていけない部分があるのか、ど...

≫続きを読む

気延山と矢野神山と天照大神

気延山(きのべやま)は、徳島県徳島市国府町と名西郡石井町にある標高212.3mの山です。以前は八倉比売神社が山頂にありましたが、現在は気延山南麓の杉尾山に移されております。八倉比売神社の社伝には、天照大神の葬儀の執行場面が記述されております。この社伝の原本は行方不明になっていますが、写し(抜粋)は残...

≫続きを読む

亀太夫神事と出雲大社

阿波古代史を研究し始めて、ずっと以前から気になっていた出雲大社の謎が解けました。その謎とは?1.出雲大社は何故、50mもの超巨大建造物であったのか?2.出雲風土記には何故大国主命を祀った神社が全く出てこないのか?3.出雲国一ノ宮であった熊野大社の特殊神事「亀太夫神事」は何故起こり、今日まで続いている...

≫続きを読む

吉野と出雲は同じ国にある!

万葉集の429番、430番で古代の吉野が奈良でないのがすぐにわかります。溺れ死にし出雲娘子を吉野の火葬りし時、柿本朝臣人麻呂の作れる歌二首「山のまゆ 出雲のこらは霧なれや 吉野の山の峰にたなびく」「八雲さす 出雲の子らが黒髪は 吉野の川の沖になづさふ」そう、ここでは出雲出身の娘子が溺死して、その子を...

≫続きを読む

金剛峰寺と胎蔵峰寺

金剛峰寺金剛峰寺と言えば、真言宗の総本山です。高野山にある空海創建の有名なお寺ですね。金剛峯寺と胎蔵峯寺は対をなすと言います。「金剛」とは「大宇宙」つまり「マクロ」を表し、「胎蔵」は「ミクロ」で「お母さんのお腹の中」を意味するそうです。金剛峯寺が重要な寺院であるならば、空海の胎蔵峯寺があるとしたなら...

≫続きを読む

熊野神社は、阿波と紀伊とどちらが本家本元

紀伊の熊野大社と言えば、歴代の天皇の崇敬厚く、これを知らねば神社通と言えないほど、全国的に知られた神社です。江戸時代、「伊勢に七度、熊野に三度、どちらが欠けても片参り」と歌われたほどの神社なのです。この全国にある熊野神社の本家本元はどこかなのですが、ここで阿波の板野郡の熊野神社が熊野神社の本家本元で...

≫続きを読む

古代の天皇は阿波に在位していた

日本の天皇の崩御後の称号には、諡号(しごう)と追号(ついごう)の別があり、諡号は高貴な人や高徳の人の死後におくる美称です。その諡号は「その天皇の生前の特徴や出身地」を表しているとのことです。例えば、崇神天皇は「所知初国之御真木天皇(はつくにしらすのみまきすめらみこと)であり、はじめて国を統一した天皇...

≫続きを読む

藤原宮の所在地が阿波である証明

「藤原京は二つあった」にて、藤原京を造営したときに持統天皇が大倭に完成報告をした文書が日本書紀に残っているとの話をご紹介しました。では、藤原京は二つあり、その最初の所在地が阿波であった証明ができるのでしょうか?ここに藤原京の痕跡をたどり、最初に阿波に造営され、次に奈良に造営されたことを説明していきま...

≫続きを読む

古神社の定義

これは古神社の定義用画像です。古代神様が亡くなられると、お墓(古墳)を作り、その前に神社、神田、神井を作り、お祀りしたのです。ですから、神社のご神体は古墳そのもの、そこには神田や神井がある、またはかつてあったはずなのです。そんな神社が阿波にはたくさんあるのです。ですからご神体が本殿の中に祀ってある神...

≫続きを読む

お遍路さんの真相

遍路図四国八十八箇所では、空海創建のお寺は5割くらいと言われています。つまりお遍路は空海の教えを学ぶためではないということです。宗派が違えば教えが違うので、それではお遍路さんを回る信者が迷うためです。ではお遍路は何を目的にしていたのでしょう?実はこの四国八十八箇所のおける空海創建のお寺でも、由緒書き...

≫続きを読む

事代主命の総本山は阿波にあった

草創宮事代主命。少し神社に詳しい人ならおわかりでしょうが、いわゆる「えびすさん」です。今では海の神様よりも商売繁盛の神様として、全国で人気のある神様です。そして阿波には、古事記にて「夷の生まれし所より、生夷(いくえびす)と称す。」と言われた生夷神社(いくえびす)があります。生夷神社延喜式内社で事代主...

≫続きを読む

神社の縁起について

宇佐神社古代の神社関係者は字も書けて文も読める最先端の知識人だったのだろうと思います。それなのに何故、神社の縁起が書き残されていないところが多いのか、以前からずっと疑問でした。災害等で過去の文書が焼けても口伝でも書き残すことはできるはずだと思うのです。神社の縁起は、その神社にとっては非常に大事なもの...

≫続きを読む

神武天皇の祭る古代の神社は阿波にしかなかった

樫原神社神武天皇は神倭伊波礼比古命(かむやまといわれひこ)と呼ばれた人皇初代の天皇です。神武東征と言われ、ちょっと日本史を知っている人なら、人間の天皇の初代だと認識している有名な天皇だと思います。今でも奈良の橿原神宮は、その壮大な敷地を有して有名な神社です。ですが、創建は明治中頃なのです。であれば、...

≫続きを読む

大山祇神社と八坂神社の元宮について

大山寺全国に多くの系列のもつ神社の大部分は秦氏が創建したものと飛鳥氏は述べています。そしてその多くのルーツは阿波にあるようです。秦氏については記述するとまた長くなるので、後日別項目とします。さて、その系列神社(八幡神社、大山祇神社、稲荷神社など)においては、阿波が元地であるのを隠すためにあえて別の地...

≫続きを読む

出雲大社もカムフラージュ?

出雲大社(素鵞社)「出雲大社」や「亀太夫神事と出雲大社」にて詳細は書いておりますが、江戸時代までは「大社」と言えば、「出雲大神宮」のことを指し、出雲大社は杵築大社といわれておりました。なぜにそこまでして大国主の本拠地である阿波を隠したかったのか?そこからは推論でしか無理なところですが、明治になっても...

≫続きを読む

全国にある阿波の神

伊雑宮(阿波の神)式内社(平安時代に全国の重要な神社を集めて編纂した時に記載された古社)には実は阿波(安房や阿房も)または粟のつく神社が多いのです。阿須波神社(皇居内) ・粟神社(山城国) ・粟神社(和泉国) ・阿波神社(伊賀国) ・粟皇子神社(伊勢国) ・粟嶋坐伊射波神社二座(志摩国) ・粟嶋坐神...

≫続きを読む

宅宮神社の秘密

宅宮神社徳島市上八万町に宅宮神社があります。http://www.genbu.net/data/awa2/enomiya_title.htmご祭神は大門辺尊(おおとまべのみこと)です。この神は卑弥呼の後、男王が立ちましたが国が乱れたので、わずか13歳で即位した壱与女王だと思います。この壱与女王が勢力...

≫続きを読む

徳島の方言とは?

阿波祝詞徳島の方言をご存知でしょうか?みなさんがご存じの方言に例えると、どこの方言に似ていると思いますか?たぶん徳島に住んでいる人でも答えられないのではないかと。答えは関西弁なのです。それも大阪よりは京都よりの、ゆったりしたリズムだと言います。しかも言語学者によれば、京都や奈良よりも古い起源のものだ...

≫続きを読む

二つの吉野川

二つの吉野川四国の真ん中を吉野川が東西に流れております。その河口をそのまま紀伊半島に延長していくと左右対称のごとく、もうひとつの吉野川に行き着きます。その形はなんだかわざと作ったかのようです。もちろん、紀伊半島の吉野のほうが全国的に有名なのですが、この紀伊半島の吉野とやはり左右対称の位置に昔は徳島に...

≫続きを読む

倭し美し(やまとしうるわし)

吉野川倭は 国のまほろば たたなづく 青垣山こもれる 倭しうるわしこれはヤマトタケルの和歌です。この「倭し美し」は「倭は素晴らしいところだ」という意味でしょうが、これにさらに意味付けがあるのを知りました。吉野川場所は美万の国(美万城(みまき))。今の美馬市にあたる場所です。古代、この地は現在の美馬市...

≫続きを読む

伊勢神宮と阿波の関係

上一之宮大粟神社阿波の国は古来より、別名「オオゲツヒメ」とも呼ばれる国です。「オオゲツヒメ」は「阿波そのもの」とも言える、阿波を代表する神です。そのオオゲツヒメは、別名保食神(うけもちのかみ)とも古事記では記載されております。ここで「オオゲツヒメ = 保食神」と言う図式ができてきます。一方、阿波古代...

≫続きを読む


トップページ 基の巻 発展の巻 自由発想の巻