失われた日本魂―超古代史が今、静かに動き出す

木綿麻山

木綿麻山。読み方がわかりますか?

 

 多くの方はわからないでしょう。これは「ゆうまやま」と読みます。実はこの山は古代には非常に重要な山です。

 

以前、「三種の御膳」(践祚大嘗祭にて、天皇が天照大神と最初に食事をされるときに供する御膳)を紹介しましたが、そのうち阿波忌部が供する「天都御膳(あまつみけ)」の中で指定されているもののひとつに「木綿麻山の木綿(ゆう)」があります。これは今でいう大麻の実のことです。「木綿は木綿麻山」と特定されているほど重要な山なのです。

 

さらに、万葉集の中にも詠まれています。

 

「よしえやし 恋ひじとすれど 木綿麻山 越えにし君が 思ほゆらくに」

 

「恋ひつつも 居らむとすれど 木綿麻山 隠れし君を 思ひかねつも」

 

いずれも柿本人麻呂の詠んだ歌と伝わるものです。

 

天皇即位時の御膳の材料として産地指定され、一方では柿本人麻呂に詠まれた木綿麻山。では、どこにあるのでしょうか?

 

それは画像にあるように、高越山の頂上の地番が何と「木綿麻山4番地」だと書いてあったのです。一方、ゼンリンの地図にもちゃんと「木綿麻山」と出ております。

 

木綿麻山地図

 

この高越山は古代、友内山とも高千穂とも忌部山、神山、麻植山そして蓬莱山、不二山とも呼ばれる山です。

 

その山が木綿麻山と現代でも表示されているって本当にうれしいですね。


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