阿波古代史の封印を解除するために

-何故、「目に見えない世界」についての理解が欠かせないか?-

以前、「阿波古代史についての理解を深めるために」と言う題で、「発展の巻」に文章を書きました。

今回は「自由発想の巻」にて、「阿波古代史の封印を解除するために、何故、「目に見えない世界」についての理解が欠かせないか?」について書いてみたいと思います。これは「発展の巻」よりももっと守備範囲が広くなるので、「自由発想の巻」にて書くことにしますが、本当は阿波古代史に関心がある方だけでなく、すべての日本人に向けて書いているつもりです。

まずは、今の人間の状態について。

図表をみてください。これは肉眼にとらえられないまま諸物が発している霊位の状態をわかりやすく仏教的に分類すると言う図、「「道は阿波より始まる」(その3)に出てくるものです。まずはこれを理解するための前提条件について話そうと思います。

言霊霊位の状態
言霊霊位の状態

では科学的な視点から。

実は我々の目には、自分の周りにある世界の約3割しか見えていないのはご存知でしょうか? 

光のうちで、人間が見えている(目で認識できる)波長は約3割。

例えて言えば、以前テレビで放映されていた「アタック25」という番組の中であったあのクイズ。25枚のパネルのうち8枚ほどが見えていて、「それは何か?」を当てるようなもの。つまり「自分の周りにある7割のもの」は、我々の目には見えてはいないのです。今、みなさんが使われているスマホの電磁波などは、まさに目に見えていないものの代表例なのです。

「目に見えない範囲を考慮に入れていかなければ、自分の周りにある世界は3割しかわからない」ということをおわかりいただけたでしょうか?

さらに言えば、その見える3割は、低い波動(固体や液体等)の3割なのです。ですから、それより高い波動の7割は、多くの方は感じるしかない。それはいわゆる直感とか感性と言うものですね。

我々人間は、肉体(見えるもの)、心(見えないもの)、魂(見えないもの)を合わせて持っていることは、そろそろわかってきたかと思います。2011年の東北大震災で、見えるものばかり大事にしてきた若者たちが、「絆」と言う言葉とその重要性を認識して動き始めたことはまだ記憶に残っているでしょうか。これはまさに「見えないもの」を重視し始めたことになると思います。

さて、では我々生きている人間と神様はどう違うのか?

 結論から言えば、「肉体を持っているかどうか」、ですよね? 

あとは何が違うかと言うと、図を見ていただきたいのですが、神は「自性身」、人間は「應化身の眼」の違い、これは波動(振動の細やかさ)の違いです。つまり、「波動が低いと目に見える状態」、「波動が上がると見えない状態」になると言うことです。

ですから、神社や磐座(いわくら)で神様に降臨していただこうとすれば、その場の波動を上げて、場を自性身にしなくては、波動が低すぎて神様が降りてくることができません。でも「目に見えない世界」を認識していなければ場を整えること、それは場所だけでなく、その中に関わる自分自身をも含めての場のことです。ですから禊(みぞぎ)や潔斎(けっさい)と言う行為が必要になるのです。

以前から「イヌマキ」や「さざれ石」をしきりに紹介し、それが奈良に都が移った後に別の物に入れ替えられたことを嘆いているのは、これら「イヌマキ」や「さざれ石」が、清めていくと神や太陽と同じ波動レベルの「自性身」に上がっていくと言うことが、神道関係者に全くわからなく(継承されなく)なっていることを感じてのことなのです。これらのものが清めることで波動が高くなったとわかるためには、まずは「目に見えない世界」の認識が前提にあり、その上で「その波動の高さを感じることができる感性」が必要です。

現在の神社庁は、戦後の日本を管理していたGHQに、「神道を存続させるには、神様はいないものとして神道教育をせよ。」と強制されたために、「神社には全く神様がいないもの」として、神職の教育をしています。

ですから、「神社の場を整える」、「神様に降りていただく」、「降りていただくために必要な場を清める」ということが実践的にはできていないのです。もちろん、自分たちだけで人知れずそうしている神社もありますので、すべてがそうではないのですが、それは非公式の話です。

さて、話が広がってしまいましたが、もとに戻しますと、こうした神様が自由に動けない状態が現在の阿波での封印と言うことだと思います。元宮が、まずは世間一般に大事にされておらず(知られておらず)、一方では支社でちゃんと分け御霊が維持されていないケースがほとんどではないのでしょうか? 

何せ、「神様がいないものとして教育されている神職」が中心に神社を運営しているのですから。

元宮の神様がしっかりと元宮とつながり、また支社への分け御霊がしっかりと行われて、神様ネットワークが全国津々浦々までしっかりと張り巡らされている状態が、現在すでに多くの皆さんも自覚されている「大変動時代」に、日本人が果たすべき役割を神様が支援する体制が整うことになると思います。

ではそれら封印をどうやって解くかと言うことは、ここでは詳しくは触れませんが、「目に見えない世界」について認識と理解がなければ、現在の封印を解除する前提がまずは満たされないことはわかっていただけたでしょうか?

注)「目に見えない世界」として「宗教」をイメージする方もいらっしゃいますが、それは類似ですが、ここではちょっと違います。宗教の最大の問題は、「教義がなければ存在意義を失うこと」。

つまり、教義を外れたことは「異端」として排除する、場合には「聖戦」として殺戮する、それが地球上での多くの宗教が今までやってきたことなのです。

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